FASiLITORとは APTUSのフラッグシップ商品であり、特許技術の製法を用いて製造されたFASiLITOR（ファシリター）は、高濃縮で高純度の即効性のあるシリカ系添加剤です。他のシリカ系添加剤とは一線を画し、特殊フォーミュラが葉脈の圧を高めながら植物全体に必須ミネラルを充満させ、節間の狭い堅牢で質の高い組織形成をおこないます。 植物はケイ素を吸収し、葉の表面などにシリカ(SiO2)として沈着させます。このシリカの沈着は、高温や乾燥、倒伏などの非生物的ストレスや、害虫や病原菌などの生物的ストレスから植物を保護する働きを持っています。FASiLITORに含まれる特許技術の安定した濃度のモノマーケイ酸粒子が植物のバイオアベイラビリティを高め、植物の質を向上させると同時に収量も増加させます。 FASiLITORについての知識 ケイ素は害虫攻撃の痕跡、細胞壁、組織形成など、植物内の必要とされる場所へバイオアベイラブル（生物学的に利用可能）なシリカを提供します。さらにFASiLITORのケイ素フォーミュラは細胞形成の前駆体、エネルギー（糖）の移動、花つけに必要とされる組織全体にホウ素（B）を均等に分配してくれます。 FASiLITORの3番めの微量要素はモリブデンです。モリブデンは、硝酸塩をアミノ酸製造に使用される化合物に変換する植物内での酵素プロセスに必要な成分であり、植物内で無機りんを有機形態に変換さる作業、大気中の窒素を土壌に固定させるバクテリアにとっても非常に重要です。 FASiLITORが使用される理由 温度、風、干ばつなどの非生物的ストレスへの耐性向上。 害虫攻撃や病原体などの生物的ストレスに対する抵抗力増強。 植物の栄養素摂取率、吸収率、利用率を最大化。 細胞構造と表皮層が強化され、より分厚い組織を形成 (乾燥収量の増加)。 新たな枝へのミネラル移行を調整することにより節間の間隔を狭める。 培地に残る過剰なミネラル分の取り込みを制限することにより塩分蓄積などの塩害を防ぐ。 ケイ酸とカルシウムを主成分とする分厚い細胞壁を形成することにより、葉の過剰な水分蒸発を防ぐことが可能。 FASiLITORの主成分 ケイ酸 －植物体内のミネラル転流※(1)調整、細胞壁の強化、生物/非生物的ストレスの軽減 ホウ素 －細胞壁形成の前駆体となる重要な要素、植物のエネルギーとなる糖の転流役となり、開花や結実に有益な効果をもたらす モリブデン －植物体内の硝酸還元酵素の主要成分であり、根粒菌の窒素固定の関与と窒素の代謝に関わる重要な役割を果たす ※(1) 転流とは、植物体内で、吸収した栄養素や光合成でできた栄養やその代謝産物が、ある組織から他の組織へと運搬されることをいいます。 使用方法 他の肥料や添加剤を入れる前に、リザーバータンクの水にFASiLITORを混ぜてください。これはモノマーケイ酸粒子を安定させる為に重要なことです。FASiLITORの効能を損なわないためにも注意してください。 使い方のコツ スポイトやシリンダーなどの計測器に付着した汚れによりFASiLITOR（ファシリター）本液を汚染しないよう、計量カップに注いで量を測る方法をおすすめします。使用量が少量でどうしてもシリンダー等を使用する必要がある場合は、シリンダーの浸水部分を除菌消毒するなど清潔にしてからご使用ください。 FASiLITOR（ファシリター）は常に植物内の様々なミネラルの移動を活発にさせ、効率よい組織形成を行うことで、よりコンパクトで堅牢な植物体を作る手伝いをします。この成熟した堅牢な成長は、各ミネラルとその密度の増加により完璧な組織形成を行えた証と言えます。 もしあなたの植物が栄養欠乏症を起こしている場合、FASiLITOR（ファシリター）が問題を解決してくれる場合があります。ケイ酸の働きで足りない栄養素を土壌から拾い集め、再び健康な成長へと導き、毒となるものを体内から排除してくれます。